1、SAN Disk 起動
NASのOSを最初に起動し、CPUが落ち着くまで少し待つ。
2、RACノード起動
ノード1、ノード2のOSを同時に起動。ほぼ同時で大丈夫。
ASMディスクが自動認識されないので、手動で認識させた後、RACリソースが起動するのを待つ。
※「Oracle Linux 7.5 + Oracle Database 12.1.0.2」の組み合わせでは、ASMディスクが自動認識されず、Oracle RAC が自動起動しない現象が発生した。ASMディスクが自動認識されない問題は、My Oracle Support に問い合わせても解決せず。Oracleからは、OracleLinux のサポートから回答を受けてほしいと言われている。 OracleLinux のサポート契約は年間15万円くらい。
各ノードで実行。
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$ su - # /usr/sbin/oracleasm scandisks |
しばらく待つ。
※通常は5分~10分程度待つと、全リソースが起動し、DBインスタンスに接続できるようになる。
起動中の負荷
起動後の負荷
プラガブルDB起動。
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SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE ALL OPEN; |
プラガブルDB起動を起動したのとは別ノードの、各プラガブルDBにsysユーザでログインしてDBオープン。
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SQL> ALTER DATABASE OPEN; |
3、DBが起動してこない場合
※ASMディスクが認識されれば、リソースとDBインスタンスは起動するので、この手順が必要なのは稀なケース。
リソース起動。
ノード1、ノード2で実行。
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$ su - grid $ crsctl start resource -all |
※待つ時間が短いと下記エラーになる。
CRS-4535: Cluster Ready Servicesと通信できません
CRS-4000: コマンドStartは失敗したか、またはエラーのある状態で完了しました。
リソースの状態を確認。
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$ su - grid $ crsctl stat res -t |
DBインスタンス起動
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$ su - oracle $ srvctl start database -db orclcdb |
状態を確認
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$ su - oracle $ srvctl status database -db orclcdb |
プラガブルDBにsysユーザでは接続できるのに、oper権限で接続すると「ORA-01033: Oracleの初期化またはシャットダウン中です。」が発生する場合。
プラガブルDBにsysユーザでログインし、下記SQLを実行する。
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SQL> ALTER DATABASE OPEN; |
4、DBインスタンスのみ再起動
DBインスタンス停止
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$ su - oracle $ srvctl stop database -db orclcdb |
DBインスタンス起動。※起動はノード毎に実行する必要があるかも。
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$ su - oracle $ srvctl start database -db orclcdb |
プラガブルDB起動。
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SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE ALL OPEN; |
5、全て停止
ノード1、ノード2を同時にシャットダウンし、ノードのシャットダウンが全て完了してから、NASのシャットダウンを開始する。
【Oracle RAC 環境を構築する手順一覧】
Oracle RAC 構築 Top
Oracle RAC 構築 その1 ~ VMware構築手順
Oracle RAC 構築 その2 ~ SANディスク構築
Oracle RAC 構築 その3 ~ Oracle Linux OSインストール
Oracle RAC 構築 その4 ~ VMwareゲストOS クローン作成
Oracle RAC 構築 その5 ~ ゲストOSのネットワーク設定
Oracle RAC 構築 その6 ~ Oracle Grid Infrastructure インストール前準備
Oracle RAC 構築 その7 ~ Oracle Grid Infrastructure インストール
Oracle RAC 構築 その8 ~ Oracle Grid Infrastructure 起動確認
Oracle RAC 構築 その9 ~ Oracle Database インストール
Oracle RAC 構築 その10 ~ DBインスタンス作成
Oracle RAC 構築 その11 ~ DB動作確認
Oracle RAC 構築 その12 ~ 起動・再起動・停止
【参考】
http://www.cosol.jp/tech/detail/ot0007_ora01033.shtml
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