会社の歴史、社長の思いについて感想を求められたので、下記を提出した。
上に立つ人から、「私の思いが部下に伝わらない」「部下が理解してない」「部下が私のように行動しない」という話は良く聞きます。
人間の成長には「慣れる => 理解する => 思いと行動が繋がる」の流れがあるので、思いが先行しても望みは叶わないといつも思う。
〇〇の感想を送付させて頂きます。生意気な感想になっていたら申し訳ありません。
すごく面白かったです。
〇〇~〇〇まで全部読みました。だいぶ感情移入しつつ、、、
〇〇さんの男気には涙が、、、
〇〇さんが言われていた工場の見方で、「まず入口と出口を見て、それから真中を見るんだよ」は、システム設計の要と同じで、エンジニアっぽくて、システム開発者の自分としては親近感がわきます。
「ハゲタカ」というNHKドラマ(https://amzn.to/3AnwWuX)が好きで何度も観返したり、マッキンゼーを作った人の自伝(https://amzn.to/3PV0q8t)を読んだりするので、こういう内容の読み物、個人的にわりと好きです。
マッキンゼーは松下電器とも縁があるのでより親近感が。
自分は、今年から〇〇社で開発作業に参加しておりますが、このシステムを構築して売れるようになるまで、一筋縄では行っていないだろうなとは思っていたのですが、想像以上の歴史があって驚きました。
リーマンショックが話題になっていないのは、ITバブルの経験が生きたおかげで、大した出来事ではなかったのかな? というのが気になりました。
商売あってのITシステムなので、〇〇社が商売から始まっているのは、好感を持てます。
〇〇社長は商売の天才だと思いましたし、誰よりも働く人が上にいるのは、生き残れる会社だなと感じます。
ただ、このストーリーを理解した上で、営業、仕事をしていく事を求められる社員にとっては、重いと感じる人もいるかも知れません。
思いに対してどういう行動をすれば良いのか、経験が乏しく引き出しの少ない人にとって、行動が伴っていない時に「なぜ実践できないんだ!? 理解していないのか!!?」と言われるのは辛いかと思います。
思いを汲み取って行動に反映して行くのは、大変な経験と労力が必要になりますが、テクニックを真似するのはわりと楽なので、経験が少なくても行動に反映していけます。テクニックは引き出しです。
人間の成長は、「理解する => 思いと行動が繋がる」ではなく、「慣れる => 理解する => 思いと行動が繋がる」の流れなので、〇〇社長の、まず思いを理解して行動に繋げてもらうという流れは、その経験を経ていない人にとっては、ハードルが高いかも知れないと感じました。
〇〇社長の思いを社員に理解して貰う前に、〇〇社長の手法を具体的なテクニックとして切出し社員に伝え、実践して慣れてもらい、その後、どうしてそのテクニックが必要なのか理解してもらう流れだと、社員の能力が上がりやすいのでは? と。
社会人経験が長く、多くの場数を踏んできた社員なら、〇〇社長の思いを直ぐに汲み取り、自分自身の引き出しから、〇〇社長の思いに合うものを選定して行動できるかもですが、場数の少ない人だと、思いを伝えられ、それが理解できたとしても、テクニックを知らないと、〇〇社長が納得される行動に出れるようになるまで、多くの失敗と苦労が必要なるかと思います。
テクニックは、真似し実践するトレーニングを繰り返すことで、多くの失敗と苦労をしなくても、直ぐに身に付きます。
そのテクニックは、社外秘、部外秘でも良いと思います。
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