1.Oracle Database 10g 10.2.0.3 インストール。
※インストール中に表示される、OSの承認画面や、ファイアーウォールの承認画面は、全て許可するものとし、あえて記述はしていません。
a、解凍してインストーラを右クリックし、「管理者として実行」から起動。
setup.exe
b、インストール方法の選択。
基本インストール:チェック有り
Oracleホームの場所:C:\oracle\product\10.2.0\db_1
インストール・タイプ:Standard Edition
初期データベースの作成:チェック有り
グローバルデータベース:orcl
データベース・パスワード:(任意)
c、製品固有の前提条件のチェック
「オペレーティング・システムの要件」以外でエラーが出ていない事を確認。
オペレーティング・システムの要件を確認中:チェック有り
※チェック有りにしてシステムの要件を除外し、「ユーザー検証済」にする。
d、サマリー。
インストール先フォルダ: C:\oraclexe\
’Oracleデータベース・リスナー’のポート: 1521
’Oracle Services for Microsoft Transaction Server’のポート: 2030
HTTPリスナーのポート: 8080
e、インストール完了。
「ようこそ」画面で「インストールされた製品」ボタンをクリック。
「インベントリ」画面の「環境」タブで、「OraDb10g_home1」の優先順位を最下位に変更し、「適用」をクリック。
4.環境変数を追加。
a、「マイコンピュータ」を右クリックし「システムの詳細設定」を選択。
「システムのプロパティ」画面で、詳細設定 ⇒ 環境変数 。
「環境変数」画面で、システム環境変数 ⇒ 新規 。
b、「新しいシステム変数」画面で以下を登録。
変数名:NLS_LANG
変数値:Japanese_Japan.JA16SJIS
2.Oracle Database 10g 10.2.0.5 パッチ インストール。
※10.2.0.5 パッチを当てないと、Windows7で正常動作しない。
※インストーラは My Oracle saport からダウンロードする。
※インストール中に表示される、OSの承認画面や、ファイアーウォールの承認画面は、全て許可するものとし、あえて記述はしていません。
a、ORCLデータベースサービスを停止する。
・スタート ⇒ すべてのプログラム ⇒ Oracle – OraDb10g_home1 ⇒ コンフィグレーションおよび移行ツール
⇒ Administration Assistant for Windows、を起動する。
・「ORCL」を右クリックし、「サービスの停止」を選択。
※停止が完了するまで数分かかる。
・「Administration Assistant for Windows」を忘れずに閉じる。
e、ORACLE関連サービスを全て停止する。
「コントロールパネル ⇒ すべてのコントロールパネル項目 ⇒ 管理ツール ⇒ サービス」を立ち上げ、以下のサービスを手動で停止する。
b、インストーラを右クリックし、「管理者として実行」から起動。
\Disk1\setup.exe
c、ホームの詳細の指定。
データベース(10.2.0.3)のインストール先を指定する。
名前:OraDb10g_home1
パス;C:\oracle\product\10.2.0\db_1
d、セキュリティの問題について通知を受ける電子メール・アドレスを指定し、、、
電子メール:(ブランク)
セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取る:チェック無し
電子メール・アドレスが指定されていません:はい
e、製品固有の前提条件のチェック
エラーが出ていない事を確認。
g、「インストール」をクリック。
Java系のプロセスが、アップデート対象ファイルを使用していると、インストール中に確認MSGが表示される事がある。
その場合は、タスクマネージャの「プロセス」タブで、「java.exe」を終了して、「再試行」をクリックすることで、回避できる。
インストール終了画面で、エラーが出なければOK。
h、OSを再起動。
3.Oracleホームの優先順位を調整。
Oracle Client が先にインストールされていた場合、Oracleホームの優先順位が変わるので、Universal Installer を使って優先順位を合わせる。
a、スタートアップ ⇒ プログラム ⇒ Oracle○○ ⇒ Oracle Installation Products ⇒ Universal Installer、を起動。
b、「ようこそ」画面で「製品の削除」ボタンをクリック。
c、「インベントリ」画面の「環境」タブで、「OraDb10g_home1」の優先順位を最下位に変更し、「適用」をクリック。
5.Windowsファイアウォール
・「コントロール パネル ⇒ すべてのコントロール パネル項目 ⇒ Windows ファイアウォール」を開き、「詳細設定」をクリック。
・「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」画面で、「受信の規制」をクリックした後、「新しい規則」をクリックし、「新規の受信の規則ウィザード」画面を開く。
・「規則の種類」で以下を入力し、「次へ」をクリック。
規則の種類:ポート
・「プロトコルおよびポート」で以下を入力し、「次へ」をクリック。
TCP:チェックON
特定のローカルポート:1521
・「操作」で以下を入力し、「次へ」をクリック。
接続を許可する:チェックON
・「プロファイル」で以下を入力し、「次へ」をクリック。
ドメイン:チェックOFF
プライベート:チェックON
パブリック:チェックON
・「名前」で以下を入力し、「次へ」をクリック。
名前:ORACLE
6.データベースを新規作成。
スタート ⇒ すべてのプログラム ⇒ Oracle – OraDb10g_home1 ⇒ コンフィグレーションおよび移行ツール
⇒ Database Configuration Assistant、を起動する。
【データベース・コンフィギュレーション・アシスタント 手順】
a、ステップ1/12 : 操作
・データベースの作成
b、ステップ2/12 : データベース・テンプレート
・カスタム・データベース
c、ステップ3/12 : データベース識別情報
・グローバル・データベース名:(任意)
・SID:(任意)
d、ステップ4/12 : 管理オプション
全てデフォルト。
e、ステップ5/12 : データベース資格証明
・すべてのアカウントに対して同じパスワードを使用:チェックON
・パスワード:change_on_install
f、ステップ6/12 : 記憶域オプション
・ファイルシステム:チェックON
g、ステップ7/12 : データベース・ファイルの位置。
・テンプレートのデータベース・ファイル位置を使用:チェックON
h、ステップ8/12 :リカバリ構成
全てデフォルト。
i、ステップ9/12 :データベース・コンテンツ
A、データベース・コンポーネント
・「Enterprise Manager リポジトリ」以外は、全てチェックOFF。
・「標準データベース・コンポーネント」をクリックし、遷移先画面で全てチェックOFF。
B、カスタム・スクリプト
・実行するスクリプトはありません
j、ステップ10/12 :初期化パラメータ
A、サイズ指定
ブロックサイズ: 16384
A、メモリー、キャラクタ・セット、接続モード
全てデフォルト。
k、ステップ11/12 :データベース記憶域
全てデフォルト。
l、ステップ12/12 :作成オプション
・「データベースの作成」:チェックON
・「データベース作成スクリプトの生成」:チェックON
・保存先ディレクトリ:デフォルト
・「完了」をクリックし、確認画面で「OK」をクリック。
m、終了処理
・「Enterprise manager configuration succeeded with the following warning -」という警告MSGが表示され
ますが、対応は必要ありません。
・「パスワード管理」ボタンのあるMSGが表示されますが、対応は必要ありません。
7.リスナーを登録。
スタート ⇒ すべてのプログラム ⇒ Oracle – OraDb10g_home1 ⇒ コンフィグレーションおよび移行ツール
⇒ Net Configuration Assistant、を起動する。
a、ようこそ
・リスナー構成
b、リスナーの構成-リスナー
・追加
c、リスナーの構成-リスナー名
・リスナー名:LISTENER
・「この名前のリスナーはすでに存在しています。」というエラーMSGが表示されたら、リスナーを追加する必要はないので、
ウィザードを終了します。
d、リスナーの構成-プロトコルの選択
全てデフォルト。
e、リスナーの構成-TCP/IPプロトコル
・標準ポート番号の1521を使用
f、リスナーの構成-リスナーを追加しますか。
・いいえ
f、「完了」をクリックして終了。
8.サービスを登録。
スタート ⇒ すべてのプログラム ⇒ Oracle – OraDb10g_home1 ⇒ コンフィグレーションおよび移行ツール
⇒ Net Configuration Assistant、を起動する。
a、ようこそ
・ローカル・ネット・サービス名構成
b、ネット・サービス名の構成
・追加
c、ネット・サービス名の構成-サービス名
・サービス名:SLP
d、ネット・サービス名の構成-プロトコルの選択
・TCP
e、ネット・サービス名の構成-TCP/IPプロトコル
・ホスト名:localhost
・標準ポート番号の1521を使用:チェックON
f、ネット・サービス名の構成-テスト
・いいえ。テストしません。:チェックON
g、ネット・サービス名の構成-ネット・サービス名
ネット・サービス名:(任意)
h、ネット・サービス名の構成-別のネット・サービス名
・いいえ:チェックON
f、「完了」をクリックして終了。
9.Oracle client の TNSNAMES.ORA にローカルDBを追記。※必要に応じて。
Oracle client がインストールされている場合、Oracle DB側の tnsnames.ora に追加されたサービスを、Oracle client側
の tnsnames.ora にも反映する。
※ごくまれに、どうやっても tnsnames.ora を変更できない現象が発生するが、その場合はtnsnames.oraファイルをデスクトップに切り出し、
修正を加えてから移動することで、変更が可能です。
a、Oracle client側 tnsnames.ora のありか。
(10gの場合)> C:\oracle\product\10.2.0\client_1\NETWORK\ADMIN\TNSNAMES.ORA
(11gの場合)> C:\app(マシン名)\product\11.2.0\client_1\network\admin\TNSNAMES.ORA
b、以下の接続情報を追記。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
(TNS名) = (DESCRIPTION = (ADDRESS_LIST = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = localhost)(PORT = 1521)) ) (CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME = (サービス名)) ) ) |
n、sqlplusで動作確認。
・コマンドプロンプトを立ち上げ、sqlplusを起動。
>sqlplus “sys/change_on_install@(TNS名) as sysdba”
>
・「接続されました」が表示されればOK。
10.DBダンプをリストア。
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