フラストレーション状態に対しどの程度耐えられるかには個人差がある。フラストレーションに耐えることができる能力をフラストレーション耐性(frustration tolelance)という。
これは先天的にそなわっている性質による場合もあるが、先行経験による学習と考えられる。欲求がたえず満たされてきた場合よりも、適度に満たされない状況を経験している方が、簡単にフラストレーション状態に陥ることが少なく、また成長発達につれフラストレーションに対する抵抗も強くなると考えられている。
耐性は、主に学習によって身につく能力であり、適切な訓練・教育などによって幼少期より積極的に育成していくことが必要とされる。
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