それはきっと、馴れ合いでもなければ助け合いでもない。
スーパーコンピューターを20万円で創るで、伊藤氏が語るチームワークにそう書いてあり強く惹かれました。
東京藝術大学学園祭で4年生ブラスバンドが演奏した、「アフリカン・シンフォニー」を通して、こうつないでいます。
打楽器のイントロから始まり、管楽器がそれに続く。おそらく管楽器は抑えめに入っていくことになっていたはずだ。それがいきなりのフォルティッシモ。
トランペットの一人が驚いたように周りを見回した。
それに刺激されたかのように打楽器も一気にボリュームを上げる。
決して事前に約束されていたことではないのは、そこに居合わせた聴衆にもわかった。
各パートの激しい自己主張。それでいて不思議と調和は崩れていない。それは互いに実力を信じ合っている上での自己主張だったからではないかと思うのだ。そしてそれこそが、本当のチームワークではないかと思ったりするのである。
世の中に存在する組織のほとんどは、「馴れ合い」と「助け合い」によって、成り立っていると思いますが、その中にあって、本当のチームに参加できるという事は、幸運な事なのかも知れません。
経営には、エンジニアリングとアートの側面がある、と言われますが、「馴れ合い」や「助け合い」によって構築されている組織を、維持発展させて行くのがエンジニアリングで、その中から本当のチームワークを醸し出して行くのがアートなのでは?と思ったりしました。
今のプロジェクトを発展させて行く中で、自分も本当のチームを作っていけたらと思う。
「1人好き?」とかつっこまれて、顰蹙をよくかったりしていますが・・・。まぁ可能性はあるさ。
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