1、花形製品
資金の流出は多いが、市場成長率が高いので成長のための積極的な先行投資が必要となり、当面の資金創出源にはならない。使命は、相対的なマーケットシェアを維持・拡大すること。
2、金のなる木
シェアを維持するために必要な再投資を超える、多くの資金流入をもたらし、資金を流出する他の事業(SBU)の重要な資金源となる。使命はシェアの維持。
3、問題児
資金流入よりも、育成のために多くの資金流出を要する。企業の資金を注入すべき有望な事業か、そうではないかの選択がカギを握る。使命は有望事業の選択とそれへの投資。
4、負け犬
収益性が低く、長期的にみて大きな将来性はない。景気変動の影響を受け易い。使命は、撤退して資源を他で有効に使えるように、事業を売却するか清算し、資金を回収すること。
SBUの多くは問題児から出発し、功成り名遂げれば花形製品となり、成長率の鈍化につれて金のなる木となり、そのままにしておくと最後には負け犬となる。
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