「世界征服」は可能か? を読み終りました。
マンガやアニメに登場する支配者や、実世界に存在する支配者を取り上げて、「世界征服」を論理的に説明し、コミカルに表現しているので、かなり面白いです。10回以上、爆笑しました。
この本を読むまで、「世界征服」なんて妄想の世界の出来事で、その存在自体がギャグだと思っていたのですが、アメリカがやろうとしている「アメリカによる平和」は「アメリカによる世界征服」以外のなにものでもないのだな、という事が解りました。さすがはジョークの国、その行動もまたジョークですか。
空想の世界ではなく、現実世界で現在も進行している「世界征服」というのが、存在するわけです。ちなみに日本はとっくに征服され、洗脳されて、スーツを着たり、グローバルスタンダードを語ったりしているわけですね。
一番印象に残ったのは、世界政府として機能していたローマ政治の先進性と、「ローマ帝国の正しい後継者」を標榜しているアメリカのおこがましさ、かな。
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